AKIRAがYoutubeで公開中!意味がわからない気持ち悪い名作の映像美と凄さを解説!

映画
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みなさんこんにちは!

みなさんは最近映画見てますか?

この前はホームアローンが放送されていて、毎年同じ時期に同じものを見ているのにやっぱり面白くなって最後まで見ちゃいました(笑)

そんな私なのですが、人生をかけて愛すると決めた作品があってその作品が今Youtubeで無料公開されています!

その作品は『AKIRA』。

私は月イチでみてしまうほどこの作品に魅了されていて、現在Youtubeで無料公開中で多くの人に触れられるきっかけになっていると感じ、この期間に初めてみたという方にさらに作品の魅力を知ってもらうために記事を執筆しようと思い記事を書いています!

ということで今回は私が敬愛してやまない大友克洋先生の『AKIRA』のアニメ映画について素人ながら考察、解説していこうと思います!

『AKIRA』という作品

この記事で私が紹介する『AKIRA』は1988年7月16日に公開されたアニメ映画の方です。

『AKIRA』は1982年から1990年週刊ヤングマガジンで大友克洋先生の原作漫画を元にして大友克洋先生本人が自ら監督して完成させた作品になっており、原作漫画とは少し終わり方が違うんですがアニメ映画の方に絞って紹介させてもらいます。

『AKIRA』というアニメ映画のあらすじを引用しました。

第3次世界大戦勃発後の「ネオ東京」では、軍の指揮下で超能力の研究が進められていた。そんな中、不良グループがオートバイで高速道を疾走していたところ、突然現れた奇妙な小男を避けきれずにメンバーの1人が転倒。そこに現れた軍部のヘリコプターが小男と彼を連れ去る。残されたメンバーは、彼を探すうちに、最高機密「アキラ」を取り巻く軍やゲリラの戦いに巻き込まれていく。

引用元:Google検索

第三次世界大戦後ということで近未来SF作品になっています。

そして、現代ではあまり作品のメインとして描かれることのない不良グループ、オートバイという当時の状況を感じながらも、80年代後半に考えられていた未来像と現代人の未来像があまり違わないことに驚きを感じる作品だと感じています。

少し先の未来ってどうなってるのかな?って考えてみたら大体の人は『AKIRA』みたいな世界を想像するのではないでしょうか?私は舞台のネオ東京も生きてるうちに実現すると思ってますしね(笑)

前置きはこの辺にして、いろいろ解説して行きます!

意味がわからないと言われている理由

『AKIRA』は不朽の名作と言われる一方で、意味がわからないと言う意見が数多くみられますが、それはなぜなのでしょうか?

そう言われている理由を私なりに考察してまとめてみました!

1:シンプルにジャンルがSFだから?

SFはサイエンス・フィクション(Science Fiction)の略で、簡単に言うと科学的な空想、仮定に基づいて構成されるジャンルになります。

さらに噛み砕いて言うなら作者の脳の世界を映すジャンルの作品で、大友克洋先生の場合は脳世界が発達、完成され過ぎていて、それについていけない、理解ができないというのがあるのではないかと考えています。

サイエンスフィクションとは言っているものの、宇宙だったり、目に見えないもの、力など科学というより量子力学的な観点をふんだんに盛り込んだ作品だと思っていて、この作品にはこの作品でしか読み取れないこの世界の本質みたいなとこを感じますよね。

2:時代が追いついていない?

芸術の世界ではしばしばあることですが、著しく完成度の高い作品はすぐには理解されないこともあります。

技術が進んできて、『AKIRA』がだんだん認知され、そして多くの人に理解されるということは、現実が大友克洋先生の脳世界にだんだん近づいている、『AKIRA』に時代が追いつくということになりますので。

私は人生が終わるまでには1000回は見直して、『AKIRA』の全てを語れるようになる予定です(笑)

3:内容が濃い上に内容以外も凄すぎる?

これも結構大きな理由の一つなのではないでしょうか。

この作品がほかの作品と一線を画す特異性を持っているのはその物語の内容だけではありません。

どんな状況でも描写されているキャラクターたちの中の空気感が伝わってくる美しいBGM、現代でもなお先進的でいて繊細な描写、数多くの名言など、この作品の魅力を語ろうとするとキリがありません…

本編を全て見たことはなくても、特に芸術性がほかの作品と毛色が違うシーンなどは見たことがあるのではないでしょうか? そう、この作品は全てがすごいんです…

少し気持ち悪い…でもそれがいい!

この作品は気持ち悪いと散々言われていますが、私に言わせればそれがいいんです!

ほかのどの作品を見てもこんな作品はないので、他と違うというとこでの気持ち悪さ、登場する年老いた子供のようなキャラクター、肉塊になってしまう鉄雄、全てがこの作品の世界を語るには欠かせない要素ですよね。

個人的には単純に絵が気持ち悪いとか、BGMが気持ち悪いとかではなく、全てが完璧に計算されていて、伝えたいこと表現したいことが画面上で見るだけのアニメーションなのにとても高い解像度その場にいるように伝わってくるところが気持ち悪いポイントだと思います。

でも、その技術力の高さと芸術性を手軽に享受できるようになったのはいい時代になったということですし、もっと細かいとこまで理解を深められるようにこれからも月イチで見続けようと思います!

映像美と作品の凄さ

この作品は世界中のアニメーションに衝撃を与えた作品として知られていますが、何がそんなにすごいと言われるのでしょうか?

映像美

原作漫画でもその繊細な絵は世界中で漫画の作画の基盤を作り直すほどで、アニメ映画では現在の作品にも負けることのない滑らかなアニメーションと、圧倒的なまでの細かく崩れることのない描写が世界で絶賛されています。

その綺麗で時代を超えてもなお唯一無二とされている作画、アニメーションと唯一無二の内容、つまり大友克洋先生の脳世界というのが全て完璧に相乗効果を生み出し、絶対的な作品になっているのです。

作品としての凄さ

私は映像作品を見るときには映像だけでなく音楽や細かい描写、伝えたいことは何かなど全体のバランスを重視して映像作品を楽しむのですが、なんというかここまでの没入感?とかは私の見た中では『AKIRA』を超える作品はないと思いっています。

だって映像の中で動いてるものの速度だったり重さ伝わるようになってたり、一言も言葉で説明しなくても背景でその世界観の全てが理解できたり、ちょっとした表情の変化でキャラクターたちがどう思ってるかまではっきり伝わってくるんですよ!

私が取り憑かれた『AKIRA』の魅力を紹介

ここで見出しをつけて一区切りしていますが、私が取り憑かれた『AKIRA』の魅力はもうみなさんわかっているのではないでしょうか?

まとめると映像、音楽、描写、アニメーション、個性的なキャラクターたち、ストーリーの全てに魅了されているのですが、中でも特に語っておきたい魅力を紹介します!

1:色々な名言

「さんをつけろよデコ助野郎!」

このセリフは『AKIRA』見たことない人でも知っているほど有名なセリフですが、個人的にもっと素敵で、日常的に使いたい言葉がいくつかあるんですよ…

「心にやましいことがあるからそうやっていつもビクビクしてんだよ」

このセリフは始まって2分半ほどで金田が率いる不良チームのメンバーである山形がスナック春木屋で取引をしている人に放ったセリフなのですが、結構真理をついていませんか?

私はこのセリフを聞いてからは、なるべく心にやましいことを抱えないで胸を張って生きれるように意識して人生を送っていて、私の人生観に大きな影響を与えたセリフです!

コミカルな意味で好きなセリフは、

俺のこの燃え上がった勉強意欲をどうしてくれるんだよ!?

これはまたしても山形が、職業訓練校で授業が自習になったときに言ってたセリフなのですが、これもかなり人生を豊かにしてくれるセリフだと思っています。

みなさんも何か予期しない事態が起きたことってあると思いますし、生きていればこれからもそういうことはあると思います。

そんなときにこのセリフみたいに心の中で叫ぶと少し心が楽になるんですよね。

私はこの前電車が遅延したときには「なんだとこの野郎、私のこの貴重な時間をどうしてくれるんだよ!」と心の中で叫んでいました(笑)

2:現実のように感じさせる非現実

これは自分でもぴったりの言葉が見つからなくて、一番近いんじゃないかなと思う言葉でまとめさせてもらいました。

現実のように感じさせる非現実」というのはどういうことかというと、実際にはないのに、実際にあるような感覚にさせられるような表現ということです。

金田のカッコイイバイク、春木屋、オリンピック会場、アキラの冷凍カプセル、崩壊した政治、ネオ東京…全てが私たちの生活の中にあるように話が進むのに、それに対して全く違和感を感じないんですよね。

やっぱりそこはとにかく表現力の高さなのでしょうね。

3:量子力学的な観点がある描写

これは作品の中でケイが金田にアキラの力の説明をしているシーンがあるのですが、そこから感じ取ったものになります。

エネルギーのことだったり、宇宙のこと全てのものが持つ記憶などをなんとなく話しているシーンなのですが、量子力学を少しかじっているととても面白い発言があるんですよね。

この感覚はみなさんに味わってほしいので、ぜひ量子力学を少し聞き齧った程度でいいので勉強してから見てみてください!

まとめ

いかがでしたでしょうか!

もうかれこれ20回以上は『AKIRA』をみている私ですが、それでも新しい発見だったり今までと同じところで凄みを感じたりを繰り返しているので、一生をかけて楽しめる作品になっています!

28日までの公開なので、まだみてない人は今のうちに、もう見たって方はこの記事を見た上でもう一回見てみてください!新しい世界がひらけますよ!

『AKIRA』の視聴はこちら

ではまた!

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